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今さら聞けない!飲食店オーダーエントリーシステムのメリット

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オーダーエントリーシステム(Order entry system/OES)とは、飲食店の主要業務であるオーダー受付・入力から伝票指示、レジ会計までの一連の作業を効率化するシステムのことです。

飲食店の主要業務を支えるオーダーエントリーシステムについて、30年以上飲食店専門のレジ屋として経験を積んだ私たちの目線で改めて説明していきます。

目次

オーダーエントリーシステムとは

居酒屋やファミリーレストランなどで、お客様からの注文を店舗スタッフがハンディーターミナルと呼ばれる端末で入力し、その情報が調理指示票としてキッチンやドリンク場など各箇所へ自動伝達されます。さらにお客様へは、オーダー内容がすべて記載された会計伝票が発行されます。レジでは、その会計伝票に印字されているバーコードをスキャナーで読みっとったり、テーブル番号を入力するだけで食事されたオーダーを瞬時に会計処理することができるのです。

このような機能をもつオーダーエントリーシステムですが、次に導入することによるメリットについて説明します。

オーダーエントリーシステム導入によるメリット

オーダーミスの削減

お客様の注文をその都度ハンディーターミナルに打ち込み、キッチンに自動的に伝達されるので、スタッフのオーダー間違いやキッチンへの伝え忘れ、レジでの伝票飛ばしなど、お客様からのオーダーにまつわる間違いを削減できます

店員の導線削減

基本的に店内でやり取りするオーダーはデータとして各箇所へ自動的に伝わります。口頭でオーダーを伝える必要がありませんので、スタッフはホールとキッチンを伝達のために行き来する必要がなくなり、作業導線が削減されます

サービス力の向上

スタッフの作業導線が削減されることにより、ホールスタッフの作業量が減るため、お客様への水出しや追加オーダー、食べ終わったお皿下げなど、お客様との接点を増やすことができ、サービス力が向上します

迅速な売上集計

オーダー情報は1つ1つハンディーターミナルで入力され、正確な単品情報として調理指示や会計伝票として伝わります。ですので、何が・いつ・何品売れたなどの情報をすぐに正確に把握することができます

実際にオーダーエントリシステムを導入することにより具体的にどのような効果が図れるのでしょうか。次に「ひと」「もの」「かね」「情報」の経営資源の点から説明します。

経営資源から見たオーダーエントリーシステムの具体的な効果

経営資源-ひとー

オーダー1つ1つをリアルタイムで入力するので、曜日や時間帯による繁忙レベルや作業量が判断でき、作業導線が減ることにより最小の人員で最大のサービスを目指すことができます

経営資源-ものー

オーダー受付から調理までを自動化しますので、オーダーミスが削減され、食材ロスを減らすことができます

経営資源-かねー

売上ロスだけではなく、情報伝達をスムーズに行い売上チャンスロスを削減し、正確な売上回収を目指すことができます

  • 会計時の金額誤入力削減
  • お客様の不正削減(伝票もみ消し)
  • 店員による横領や不正削減
  • 料理提供時間の向上
  • 後片付け遅れの防止
  • 座席情報の把握

経営資源-情報ー

オーダーエントリーシステムを通して貯まったの売上データは、貴重な情報となります。この情報を活かして、今後のメニュー改定や店作りに活かすために、オーダーエントリーシステムが活躍します

まとめ

自然や導入事例写真
手書きからオーダーエントリーシステムへ移行の事例紹介です